AV「DMM.com(旧名・デジタルメディアマート)」レビュー(一九九九年〜)

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CMのイメージから宅配レンタルサイトのイメージが強いが、AVメーカー・北都(現・CA/通称・アウトビジョン)から始まっていて、最初はアダルト専門サイトだった。関連出版社・ジーオーティーのAV雑誌『DMM』は、広告に徹することでフルカラー290円という低価格を実現。『ビデオボーイ』など英知出版の雑誌全般の編集も請け負うようになったが、同社の倒産により全てを引き継ぐことに。英知出版のあったビルは現在、関連会社インフォレストの所在地になっているが、ギャル系ファッション誌『小悪魔ageha』の版元なことから、ギャル文化とアダルト文化は密接な関係に思える。さておきレンタルから出版まで手がけるグループ全体の売上は三百億円を超え証券にまで手を広げるなど、SODと共に業界の雄である。レンタル競合のTSUTAYAの由来である蔦谷重三郎も浮世絵で財を為した。マネタイズしやすいエロの社会貢献度は馬鹿にできない。(400字)

※批評誌『新文学04 現代文化のセクシュアリティ原発事故へのアクション』寄稿レビューと同じです。
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