芸能「セレビッチ」レビュー

・造語考案者:辛酸なめ子、二〇〇七年〜

有名人は国民の模範と目される場合が多いが、ハメ撮り映像を世界中に流出させてしまったホテル王の娘パリス・ヒルトンは「セレビッチ」なんて呼ばれ。中国や韓国の芸能界では同様の事件が引退や自殺に繋がるのに、彼女は今も活躍中。ブリトニー・スピアーズパイパン画像も衝撃的だったが、そっちは元カレによる流出ではなく繁華街に泊めた車中で泥酔してノーパンのままでいるところをパパラッチに激写されてしまったものの既に復帰を遂げていて、何ともハードコアすぎるお国柄。薬物や交通事故で夭折する人も多いけれど。日本の皇室のプライベート写真も出回ることはあるが、本物のセレブは質素なものだと言われたりもするように、極めて真面目そうなのは素晴らしい。結局のところ育ち方の問題かな。放任主義も良い方に進めば問題ないのに失敗しやすいのは、やはり性悪説が正しいということか。実際に子供は意味もなく虫を殺したりなんかして冷酷極まりない。(400字)

※批評誌『新文学04 現代文化のセクシュアリティ原発事故へのアクション』寄稿レビューと同じです。
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