【GEISAI#12レビュー:E-061〜E-070】

E-061【主藤大介】
ドラゴンの皮を一枚剥ぎ取れば、中は普通のマイホームパパ。

E-062【ナカイヒトミ】
少女のグロテスクな部品は、キュートさを増幅させるアクセサリー。生まれながらにしてボディピアスさながらの、それ。

E-063【十番地】
そもそも私の唇は誰のものだったのだろう。まだ見ぬ王子様にあらかじめ奪われていたことに気づく。奇妙な形の単細胞生物だって、実は似たようなものだし。

E-064【ミロコマチコ】
見知らぬ植物も見慣れた動物も、絵に描かれてしまえば、それは作者の心象風景そのもの。

E-065【ASAKOAPA】
オッパイとコンドームは似ている。膨らませてみると、それだけでラヴリー。

E-066【いぐちきよし】
ブタがいっぱい美味しそう? いやいやこんなに喰えやしない。むしろ喰われてしまうだろう。

E-067【黒山塾(山口学+立花満+石山好宏)】
物欲を分解すれば、物理学。それが即ち市場経済

E-068【atom
少女とポップアートの取り合わせは余りにお似合いで羨ましいくらい。そこが逆にかわいそうになってくるのはどうしてだろうか。

E-069【佐藤圭】
みんな違う造詣なのに、実は同じキャラに思えてならない。などと一瞥しただけで錯覚するのは、断じてイケナイことだ。

E-070【eimi】
ふてくされたような顔をしているのは、きっと楽しさを隠したいだけなんだろうと、つい意地悪く言ってみたくなる。