珍夢の話

掲示板およびメールへのレスが遅れてしまって申し訳ありません。
今日明日中には何とかしようという所存でありますが、
とりあえず、ついさっき見た夢の話でも書いてみることにします。


昨日は連休明けの仕事始め2日目で、休みボケなのかどうにも体調がすぐれず頭痛を抱えながらの一日だったということもあって、22時ちょっと前に帰宅後、ご飯を食べてから23時半頃には寝てしまいました。いつもなら寝る前に風呂に入るのですが、その気力がなかったもので整髪料を付けたまま寝てしまい、寝ている間に頭が痒くて掻き毟ったりしていたような記憶が有りますが、意外と眠りは深かったようで、4時半頃には目が醒めてしまい、風呂に入ってネットを見たりしていました。


さて、夢の話ですが、僕は日頃から、ぜんぜん意味不明の珍夢という感じのものをよく見るほうなのですが、今夜の夢もご多分に漏れず訳の判らない内容でした。


夢の中の僕は、何らかの事情があって知り合いの家に居候しているらしく、その家は診療所を営んでいるもので、僕は診察室の片隅で生活しているのです。その家には診察室と待合室の他には台所があるだけで、そもそも僕が寝泊りするには狭すぎるもので、そういうことになってしまったようです。もともとの居住者は他に家があるのでしょうけれど、やはり何らかの事情があって、僕を泊めるのは診療所の方にせざるを得なかったのでしょう。夜の間は診療もなく、僕は診察室のベッドで悠々と眠ることができるのですが、それでも急患などがあったりすると患者のためにベッドを明け渡すしかなく、毛布に包まりながら壁際の折りたたみ椅子に座って診察が終わるのを待ちます。待合室には何故か行ってはいけないようなのです。深夜の診察が終わり、医者らしき知り合いの年配の女性が「お腹空いたでしょ?」と言うなり台所で何やら夜食を作ってきてくれました。マグロとキュウリのヅケを串刺しにしたものです。それを食べながら女性と話をしていたのですが、彼女は何だか奇妙な宗教じみた新進小説家の世直し論とやらに嵌っているらしく、延々その話ばかりなので、辟易してしまいました。2時間ほど話に付き合って、ようやく彼女が診療所を出て行ったので、僕は再び診察ベッドに戻り眠ることができました。翌朝、診療所の外からけたたましい拡声器を使った声に起こされたので、その声に耳を傾けながら窓の外を見やると、選挙カーの前に立った白いスーツを着た候補者らしき若い男性が演説をしているようです。両脇にはピンク色のスーツを着たうぐいす嬢らしき数人の若い女性がいて、周りには聴衆もかなり集まっています。「私は皆さんもご存知だろうと思われますが、小説家として一応はそれなりの成功を収めた男ではありますが、この度、かねてより密かに憧れていた政治の道に飛び込むことを決意いたしました。つきましては、その決意の程をふんだんにつぎ込んだテーマソングを聴いて頂きたく存じます。ミュージック、スタート!」選挙カーのスピーカーからBGMが流れ、男は歌い始めました。うぐいす嬢たちはコーラスをしています。窓の内からその様を眺めながら僕は、「どうして小説家が選挙に出馬するからといって歌を唄う必要があるのだろう?」と不審に思いつつ、聴衆の中にテレビの取材班らしき人々がいて、レポーターが中継しているということに気がつき、診察室内のテレビを付けてみたところ、ちょうどニュースでも報道されているところでした。中継が終わるとコメンテーターの男性が口を開きました。「これはオウム真理教のパクリですね」キャスターがそれに答えました。「全くその通りです。だから小説家という人種は鼻持ちなりません」するとコメンテーターは鬼のような形相になり、「あんなヤツが小説家だと公言するのは、私は認めませんよ!」と憤慨を顕わにしたのでキャスターは慌てて「いえ、先生のような人であれば構わないのですが、一般的な話をしたまでで」と弁解しました。僕はそれをぼんやりと聴きながら、「どうしてこう、人間の世の中はくだらないんだ」と呟いてから、冷蔵庫の上に置いてあった夜食の残りを手に取りましたが、酸っぱい匂いがするので口に運ぶのは諦めて、「はあ」と大きなため息をひとつ吐き、ベッドに戻り二度寝に落ちて行きました。そこで目が醒めたというわけです。


わざわざ日記に書くような内容でもなかったですね。とはいえ変な時間に目が醒めて暇だったのと、せっかく細部まで覚えていたのだからということで、書いてみた次第です。


ところで、この前の日記に書いていた「劇団四季」の元シンガーの女性ですが、来週の『誰でもピカソ』のゲストだそうです。昨日は十一代目を襲名した市川海老蔵が出ていて、彼も気になる存在だったもので、良かったです。観たのが途中からだったのが残念です。


あと、ここの日記って、色々な機能が用意されているらしく、「入力ルール」なる頁があるんですね。とりあえず今のところは何も使わずに書いていますが、今後は折を見て使っていこうかと考えています。