有名と無名のはざま

有名と無名のはざま
そこにいる全ての人に
伝えたき歌


才能のある人は有名になるべきだと思う。
そしてそのために流行の手段をとるべきだと思う。


音楽をやってるのならジャズや現代音楽ではなくポップスを演奏すべきだ。
絵画をやってるのなら油絵やドローイングではなく漫画を描くべきだ。
詩歌をやってるのなら短歌や現代詩ではなく小説を書くべきだ。


本当に好きなことは有名になってからいくらでも出来る。
それがたとえどんなにマニアックな表現であったとしても
自らの有名性をおとりにして人を惹きつけることが出来る。


本当に才能のある人は自らが崇高であると信じているマニアックな表現よりも
下等な存在であると考えている流行の分野でも簡単に成功できるはずだ。
それが出来ないというのならその人には何の才能もないと言うことだ。


あるいはまた僕がそんなことを考えるのは貧乏だからかもしれない。
お金に困っていない人なら好きなことだけやっていられる。
しかし彼らは本当にそれでいいのだろうか?
多くの人に伝えてこその表現なのではないのか?


しかも売れるということはただ単に本人だけでなく
それに関わるたくさんの人々に恩恵をもたらすのだ。
経済的視野から捉えてみたならば
表現者を目指すことと社長を目指すことの効果にさほどの違いはあるまい。


才能のある人は有名になるべきだと思う。
そしてそのために流行の手段をとるべきだと思う。