バーキン/ゲンズブール/有馬秀子

ニュースステーションにジェーン・バーキンが出ていた。僕は彼女自身のファンと言うわけではないが、彼女の元旦那だったセルジュ・ゲンズブール(故人)と二人の間に産まれた娘シャルロットのファンなので、興味深く観ていた。


以前ニュースステーションに出演した際に両親のことを語っていたシャルロットと、今回ジェーンがアレンジバージョンを歌う『エリザ』を歌っていたセルジュの映像も流れた。やっぱりセルジュ・ゲンズブールはいいなと思った。どこか卑猥で、なおかつ優しさを感じさせるねちっこい彼のヴォーカルには、僕も影響を受けている。僕の【歌詞・歌唱】のページの曲もそういうものだったりする。こういうヴォーカリストは、なかなかいないと思う。


ジェーンがあまりにも饒舌すぎて、久米宏が困惑するほどだったのが面白かった。エルメスバーキンというバッグの話題になり、バッグを足で蹴ってみせたりする様も魅力的で、さすがフレンチロリータの大御所だなと思った。いつまでも可愛らしい部分を持った女性はいいものである。


そういえばこの前の【いつみても波瀾万丈】に出演していた101歳の銀座ママ・有馬秀子さんも可愛らしい方だと思った。風化しない少女性が女性をいつまでも若々しくさせるのであり、それを受け止める男の包容力と言うものが大切なのだろうと思う。