日々浴びる浸かる飲み込む

日々浴びる浸かる飲み込む
新しき水分が
日々、僕を新しくする


今朝は結構早起きでした。とりあえず煙草を一服しながら(ちなみに5日の日記で書いていた禁煙は、結局4日で打ち止めとなってしまいました。意思が弱いんですよ)PCを立ち上げて、メールチェック及び巡回している掲示板のチェックをしました。


そんな中、2ちゃんねるの文学関係の板で、「君には文学的才能なんかない」という煽り文句に腹を立ててしまった僕はついうっかりもののはずみで「だったら新人賞で勝負しよう」などと口を滑らせてしまいました。小説は中学生時代から好きでしたから、自分でもちょくちょく書いてはいたものの、新人賞に送る程まとまった分量のものは中学3年の時に一度だけ新人賞に応募した際に書いたっきりで、もう長いこと書いていないのです。そもそもこのところ小説のアイディア自体、かなり短めのものしかありませんでしたもので、自分から勝負を持ちかけたくせに内心困ってしまいました。


とりあえずシャワーでも浴びてさっぱりしてどうすべきか考えようと風呂場に入りましたところ、何故だか小説の構想が浮かび始めました。結局、風呂場からあがるまでの40分間に(なぜか僕のお風呂タイムはいつでもきっかり40分間なのです)どうやら全部で400字詰原稿用紙100枚分くらいに出来そうな内容の各種エピソードがするすると浮かんできましたもので、さあこれは大変だと思い、すぐさま小説を書き始めることにしました。


とりあえず今日は400字詰原稿用紙に換算して20枚分書いただけですが、根を詰めればもっとたくさん書けそうです。下書きなわけだから細かい部分を気にせずに書き続ければ1時間に5枚分くらいのペースでもいけると思います。そうすると20時間で100枚分書けることになります。それはさすがに早すぎですね。構想は殆ど出来上がっているというのになかなか筆が思うように進まないのには、まあパソコンを使って書いているものでついつい気が逸れてネットに手が伸びたりしまうせいもあるのですが、でも集中力も持たないしタイピングのスピードも追いつかないというような理由もあったりもします。計ってはいないけど大体1秒に1文字のペースでは打てているみたいだからそれほど遅くはないとは思います。プログラマの人とかと比べたら全然遅いんでしょうけれどね。とにかく頭に文章が浮かぶスピードにタイピングが追いつかないのでいらいらしてきます。言葉を忘れないようにしながら入力し続けているわけですが、どうやら頭に文章が浮かぶスピードは1分間に原稿用紙1枚分くらいはあるようなので、どうやっても追い付けやしないんですけどね。1分間に400文字のタイピングを行うということは1秒間に約6.5文字だから半端じゃないと思います。大体、日本語は変換もしなきゃいけないですし。


よくプロの小説家の中にはものすごく文字の汚い人がいるという話を聞くことがありますけど、わかる気がします。ある程度キーボードのタイピングを習得してしまったらもうどうやっても直筆よりも書くスピードは早いわけですが、それでもなお文章が浮かぶスピードに入力が追いつくことはまずないわけですから、直筆で猛スピードの思考の流れを追うのは本当に大変な作業なんだと思います。誰だってそれは同じことですが、書くことを生業としている人の文章量は半端じゃないですからね。ちゃんと清書してからでないと人には見せないと言う作家もいるみたいですが、その場合でも構想を書き下ろす下書きの段階では壮絶なる文字の汚さだったりするんじゃないでしょうか。


さてここで話題はがらりと変わりまして音楽の話です。最近デビューした日本の音楽バンド「気志團」って、何だかとても気になる存在です。ビーバップハイスクール的な風貌を初めて見かけた時はなんだこれはと思いひいてしまいましたが、かすれ声で切なく歌うボーカリゼーションに思わず心を動かされてしまいました。巷でも彼らの不思議な魅力にやられた人が多数いらっしゃるようでして、今やオリコンチャート10位以内に入るほどの人気なんですね。僕自身は別に中高生時代不良だったわけでもなく、暴走族(最近は珍走団と呼ぶようですが)もうるさいので好きではありませんが、少女漫画「ホットロード」に描かれたような不良少年少女の持つある種の孤独感とか言いようのない閉塞感と言った世界に多少の憧れは持っていました。僕に出来る不良行為と言ったらせめて髪を逆立ててボンタンを履く位で、授業をさぼったり煙草を吸ったりはできなかったんですけどね。大体、高校時代は生徒会長でしたからね。それなのにこの体たらくはなんということなのでしょうか。自分でも信じられません。早く何とかこの状況を打破して立ち直らなくてはいけないなと考えている今日この頃なのです。