「太陽族」と「キン肉マン」――君と僕を殺してきた「マッチョ病」の功罪(工藤伸一)

星海社:魁!! 新書塾「ミリオンセラー新人賞」投稿作品として掲載されています。 http://goo.gl/qLTVQ
翌日追記:現在アクセスランキング4位で、微妙なところ。多くの方に読んでもらいたいので「内容紹介」だけ引用します。

社会のバトルロワイヤルから離脱して自殺する若者は、社会に負けたように思えるかもしれないが、むしろ人生を辞められる「強い弱さ」の持ち主だった。太宰治尾崎豊の作品には彼らの生き辛さが投影されていたが、しかしそれがファンの心の支えになっていて、その遺産は長生き組に決して負けていない。自ら命を絶つのはココロの病気に起因しているケースが多く思われるが、自殺はそれを自己解決しようとするマッチョな決断でもある。その「強い弱さ」が僕らの居場所を壊しつつ築いてきた。団塊世代の「太陽族」と団塊ジュニア世代の「キン肉マン」というマッチョなヒーロー像を中心に、僕らが抱えてきた「マッチョ病の功罪」をジセダイに伝える。


※僕がレビューやコラムを寄せているので、こちらもどうぞ宜しく!
『新文学04 現代文化のセクシュアリティ原発事故へのアクション』
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