反体制活動としての投票

都知事選の外山候補は「多数派に対抗する少数派」と自らを称していましたが、一番の多数派は投票に行かない人々なんじゃないでしょうか。都知事選の投票率は 54パーセント。当選した石原慎太郎に入れた人が過半数といっても、全体では25パーセントと考えると、やはり投票に行かない「誰でもいい」という考えの人が46パーセントで一番多いことになります。つまり投票に行かない層が多数派であり体制側の人間ということです。そういう意味では反体制を自称する立場の人は投票に行くべきなんじゃないでしょうか。

ちなみに僕の住む杉並区の区長選及び区議選の投票率は42パーセントでしたから、明らかに投票に行かない層が多数派でした。僕は勿論、反体制活動の一環として投票に行きました。僕の場合、応援したい人がいなければ、消去法で許せる範囲の人に入れます。むしろ嫌いな人を落とすために投票しているようなものだったりします。まあ参政権は義務じゃなくて権利ですから、個人の勝手ではありますが。