大学や出版社の再編

IT系雑誌に「首都大学東京」の教授が寄稿していて、聞いたことのない学校だなと思っていたら、都立大など都立の大学4校が合併して出来た大学だそうです。そういうこともあるのかと驚いていたら慶応と共立薬科大も合併するとのこと。IT業界・通信業界・ゲーム業界・銀行に続いて大学も合併ブームなんですかね。


首都大学東京」は「大学」が真ん中に入っている不思議な名前ですが「新銀行東京」の影響でしょうか。前例があるのか気になるところです。株式会社の前株後株みたいで覚えるのが面倒な気もしますが、今のところは似たような試みが少ないようですから、とりあえずインパクトはあるかもしれません。中株ってのはありなんでしょうか。「ライブ株式会社ドア」とか「ソフト株式会社バンク」とか「マイクロソフト株式会社グーグル」とか。どう呼べばいいかわからなくなっちゃいますかね。それにしても「三菱東京UFJ銀行」って長ったらしくてすごい名前ですね。声に出したくなる呪文のような効果を狙ったんでしょうか。名前がコロコロ変わると元の社名がわからなくなっちゃいますね。KDDIが出来たときにIDOの名前が残ってないというので話題になりました。今では KDDとDDIが合併して出来た会社だと思っている人もいるようです。頑なに元の社名を守り続けたDDIポケットはグループを脱退してウィルコムになっちゃいましたけど。


そういえば合併ではないものの出版社の会社形態も色々と妙なことになっていたりします。よく考えてみれば、もともとどうなっていたのかもよくは知らないわけですが。少し前だと有名雑誌の編集部が独立することが多かったですよね。リクルートメディアファクトリーアスキーエンターブレインなど。近ごろは資本が変わってきているようで、英知出版がメディアマーケティング企業ティーケーグループ(旧サイバーブレッド)の傘下だったりというようなことがあるんですね。表向きの社名が変わっていないので気付かなかったりしますが。業界自体に詳しくないので、あんまり大した意見はできませんが、気になるところです。