武士道とは命の重さを知ること

参議院での郵政民営化法案否決を受けて本日、衆議院が解散しました。反対派自民党議員の死が影響したかどうかは定かではありませんが、人の死を重く受け止めるありかたこそ武士道なのではないかと思うのです。「死ぬことと見つけたり」をストレートに受け止めてしまうとまるで自殺愛好家集団のようですが、実際には武士が命を落とすことなど滅多にない江戸時代に書かれた書物であることからもわかるように「命を賭ける覚悟」こそが誇りであるということで、それは命の大切さあってこそ意味を持つわけです。ですから武士道とは「ここぞという時に死ぬために出来るだけ生き続けること」であり、それは同時に「ここぞという時に死んだ者の死を重く受け止めること」でもあるでしょう。戦後60年の節目の年ということもあり、英霊を弔うことの大切さについて考えてみたい今日この頃です。