舞城王太郎がついに芥川賞候補に!

阿修羅ガール』で三島賞を受賞したメフィスト出身作家・舞城王太郎が、おととい発表された芥川賞候補に入っているとのことで、それに関して2ちゃんねる文学板に色々と書いたので、コピペしておきます。
以下、2ちゃんに書いたものです。


舞城は三島賞受賞前に発表されていた『鼻クソご飯』(単行本未収録)を読んで以来ずっと注目しているので、芥川賞もGETしちゃってほしいです。舞城の文体が気に入らなくて読めないという人は、とりあえずということで現在発売中の『IKKI』綴じ込み付録の『ピコーン』漫画版を読んでみては如何でしょうか?
ちなみに『ピコーン』は表題作が三島賞候補になった単行本『熊の場所』所収の書き下ろし作品です。


覆面作家といえば『日本人とユダヤ人』のイザヤ・ベンダサンがいますよね。正体は宗教歴史学者山本七平で、『家畜人ヤプー』の解説なども書いています。沼正三もこの人だったりはしないのでしょうか?


あとポストモダンの旗手・トマス・ピンチョンは人前に姿を現したことがなく、外部の人間との接触はエージェントを通して行うそうです。ネットで調べてみると顔写真がありましたが、本物なんでしょうか?
とにかく経歴に関しては生年月日と出身地のみ明かされているところが、舞城と共通しています。しかもピンチョンは1937年生で、舞城は1973年生。デビュー作がアメリカを舞台にしていたことや翻訳をこなすところからも察するに、舞城が姿を隠しているのはピンチョンの影響ではないかと思われます。


舞城は女性だという説もあるようです。