日米関係について

本当はあまり政治的な事ををここに書いていいものやら迷ったのですが、特別にどこかの党や団体を擁護するわけではなくて、ただ単に個人的な意見を民主主義国家の人民の一人として語りたいだけですし、やはり心の中に秘めているだけではなく、公共に開かれた場にてこういった発言は積極的に公開されて様々な立場の人々からの反応を請うべきだろうと思い、日米関係のあり方についての僕の見解を述べることと致しました。


僕はとにかく、暴力的な政治行為には断じて反発致しております。当然それはテロ行為のみならず、アメリカの報復行為も含めた全ての政治的暴力行為に対してであり、軍隊というものの存在にも嫌悪感を覚えております。確かに平和を守る為の暴力というものが必要だという考え方は判りますが、実際にテロや事件が起きてから動いたところで、亡くなった方々にとっては警察や軍隊は何の役にも立たなかったという現実は決して消え去ることの無いものです。日米安保条約では米軍が日本の安全を保障してくれるということになっていますが、易々と軍部施設などへの攻撃を許してしまうような組織に、本当に日本を守る事なんて出来るのでしょうか?これは日本の自衛隊や警察にも言えることですが、地下鉄サリン事件のような少人数でのテロですらも未然に防ぐことが出来ないわけですから、はっきりいって米軍基地への援助や自衛隊や警察の存在は、税金の無駄遣いであるようにしか思えません。


しかしもしそういった組織が無かったら、安全な市民生活は誰が守ってくれるのだというような反論があるかもしれませんが、考えてもみてください。若し仮にあなたが夜道を歩いていて武装した暴漢に襲われたとしても、そこが交番や基地の目の前でもない限り、警察や自衛隊や米軍があなたを助けに来てくれる可能性はかなり低いはずです。すなわち、いくらそういった保安組織が用意されていたところで、いざというときには自分で自分のみを守るしかないということです。だったらそもそも公的な保安組織は別に無くても構わないということになりませんか?それでも誰かに守ってもらいたいという人は、民間の保安組織に守ってもらえばいいのです。現に人の多く集まる場所や、身の危険を感じている有名人などは、警察や軍隊などははなから頼りにせず、民間のガードマンを雇うのが常識であります。


だから日本も、暴力に対して暴力で報復を画策するような野蛮な政策は断じて支持せず、たとえ日米関係が険悪になろうとも、アメリカに対して平和的な措置を採る様、強く働きかけていくべきであると思います。そしてもしもアメリカがそういった要請を無視して暴力を行使するようなことがあれば、全ての条約を破棄することも辞さないという断固たる立場にて対応すべきであろうと僕は考えております。


最期に、僕は決してナショナリズム的な意味でこのような発言をしているのではなく、あくまでも生命というものがいかなる思想や信条よりも大切なものであるというという個人的立場からの意見であるということを明記しておきます。そういった意味では、この世に存在するあらゆる宗教の類もまた根源的には人命を信仰よりも軽視しているという点において、僕の立場とは一線を画すものであるということも、付け加えつつ、ここでいったん、筆を置く事としましょう。