掌篇『ガリレオ・ガリレイとガガーリンとガリガリ君とガリガリガリクソンについて』924字「勝手に連動 第5回ぽい杯スピンオフ賞」5作品中4位

 ガリレオ・ガリレイガガーリンは、僕の投稿した『地球は丸くなかった!』に出てきます。そこにガリガリ君ガリガリガリクソンを登場させることによって、スピンオフに出来たら良いのだけれど。なんて思いつつ書くことにしたものの、いったい何をどうすれば良いものやら。とにかくガリガリ君ガリガリガリクソンについて書きます。

 ガリガリ君はアイスキャンディーなので、形状としては箱ですよね。しかしながらガリガリ君はアイスキャンディーなので、溶けてしまったら箱じゃなくなってしまうのが可哀想。箱じゃなくなることを悲しむ理由は分かりません。しかしながらガリガリ君はアイスキャンディーなので、ジュースになってしまうと「ガリガリ」音を立てて食べられなくなっちゃうから、もうそれはガリガリ君とは言えません。

ガリガリ君リッチ」の「コーンポタージュ味」が話題になった時、それにお湯をかけて本当にコーンポタージュになるなんて話がありました。しかしながらガリガリ君はアイスキャンディーなので、そんな邪道は出来るだけ避けてほしいものです。しかしながらガリガリ君はアイスキャンディーなので、ガリガリガリクソンなるお笑い芸人とは関係ありません。

 ガリレオ・ガリレイは「ガリガリ君を食べるなら、はちみつレモンスカッシュだよね!」と主張して裁判にかけられました。けれどもガガーリンは「やっぱりガリガリ君ソーダ色だった!」と宇宙から見た感想を率直に述べることによって、人々を感動させたのです。

 別にガリレオが悪かったわけではありません。「はちみつレモンスカッシュ味」は実際にありますから。しかしながらガリガリ君はアイスキャンディーなので、昔ながらのソーダ味のイメージが強すぎるんですよね。そこにガガーリンの発言も加わることによって、そう考える人が増えたのは確かです。

 しかしながらガリガリ君はアイスキャンディーなので、ガリガリガリクソンのように「ガリガリガリ!」と触感を愉しめさえ出来れば、それがどんな味なのかなんて何の問題にもなりません。しかしながらガリガリ君はアイスキャンディーなので、全く噛まずに舐めてしまうのは如何なものでしょうか。しかしながらガリガリ君はアイスキャンディーなので(以下略)