【GEISAI#12レビュー:イントロダクション】

SF評論家・藤田直哉さんの呼びかけにより「東浩紀ゼロアカ道場」門下生有志がGEISAI#12の全作品レビューを敢行するも、開催当日中の掲示は実現せず。後日ネット上にて掲載予定とするも、分量が多いこともあって時間がかかるとのこと。特に僕の走り書きは判読が難しいだろうと思い、僕の担当分のみ自分で起こすことにしました。というわけでEブース92作品だけ先行公開させていただきます。

ちなみに僕は厳密に言うと「東浩紀ゼロアカ道場」門下生ではありません。募集時のプロフ審査は通ったものの第一回関門で敗退しています。ゼロアカ流にたとえるなら第五回関門を突破した村上祐一さんのゴースト、あるいは坂上秋成さんのクレオールといったところでしょうか。なんて風に道場ウォッチャーぶりをアピールしてみたところで、インドのアウトカーストや江戸時代のエタヒニン、現代日本の、、、以下自粛。というような立場なわけで。そういや講談社BOX は『パンドラ』の流水大賞選考会における編集者の方々の発言から察するに、差別用語には過敏な印象があるのですが、『フランス乞食』は大丈夫だったようで。

とにかく僕なりにけじめをつけておきたいと勝手に思い込んで受けた次第。それに皆さん連日に渡る準備で寝不足だったりして本当にお疲れでしたし。何より批評も含む文学側の人間がアートの連中に馬鹿にされてはいけない。藤田さんにしろ黒瀬さんにしろ喧嘩を売っていたような気もしますが、それを納得させる相応の対応があるだろうと思ったわけでして。

さておきそんなこともあって、批評の何たるかを心得たマトモな文章は到底望めませんが、微力ながらも自分なりに頑張ってはみました。力量不足はもちろんのこと、1作品につき精々2分程度の時間しかなかったこともあり、ご期待に沿える代物ではないかもしれませんが、どうぞご了承くださいませ。

なお手書きから入力処理するに当たり、少しでも意義ある文面に仕立て直そうと考えていたのですが、諸事情により疲労困憊しておりまして。後々アップデートできる可能性もありますが、ほぼそのままの状態での公開となりましたことをお詫び申し上げます。

※2009/04/05追記:ページが長すぎると携帯電話用ブラウザで表示できないことがあるようなので、見出し機能とやらで10作品ごとに区切りました。こんな便利技があるなんて知らなかった。。。